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2018/11/14

メアリー・コクランのジャズ

cosmos181113
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.10

全く去年と同じ長引く症状で、痰の嘔吐を再々繰り返す。去年は治りかけた頃、電車のホームで初めて眩暈を引き起こし、立ち上がれなくなったほど。よく映像で表現されるあのまんま、目の前の景色がグルグル。ベンチに座っていた時だったから助かったけど、あれは恐怖。
体調管理に注力するほど裏目に出てる気がする。一度、姉に打ち明けると小躍りしたようなメールが山ほど届いて、以来相談は止めた。父がなくなると、、、分かりやすいですね。



先日、ジューン・テイバーのスタンダード・カヴァー集について記事を書いた際、アイルランドのシンガー、メアリー・コクランがビリー・ホリデイ集を出していた事を知ったので試してみた。
メアリー・コクランの名は、アイリッシュ・ミュージックがブームのようになった頃に一応知ってはいた。当時、トラッド中心に清廉な歌唱を聴かせるシンガー中心に聴いていたので、ロック寄りのコクランには関心が無かった。ビジュアル的にも烈しそうな印象で。一枚だけ、メアリー・ブラックが贔屓にしてたソング・ライター、ジミー・マッカーシーのコンピレーションで、1曲だけコクランの歌を知ったが、ロック・バラード風で、やはり異色の存在感だった。

久々に聴いてみた彼女、ライヴ録音中心にした音源で、クラリネットをフィーチャーしたオールド・タイミーなバッキングが手堅い。コクランの歌い口は、フラット気味の倦怠な歌い方で、普段通りのスタイル。ジャズ・シンガーと異なったフォーク&ロック系のストレートな唱法は、メロディ解釈が分かりやすい。昔はアクが強いイメージだったが、こちらも聴く耳が変わってきたのか、意外なほど優しさが伝わってきた。
ただ、全21曲をまるまる聴き終える頃には、声質に少々厚みが不足する感じもしてくる。ハスキーだけど薄口気味。このへんは各々の好みによるところでしょうか。
2018/10/25

Deezerにない手持ち盤(5)

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Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2018.07

春から利用開始していたDeezerは、ここで一旦一休みして、手持ちCDと映像作品の視聴に移行。Deezerラインナップと重複するCDは、既に60枚以上売り払った。大好きなアルバムも容赦なく、です。でも手放した喪失感は無く、自分の頭の中を占めていることが大事なのじゃないか、と。



こちらはDeezer、Spotifyでも聴かれません、ジューン・テイバーの貴重なハンニバル・レコードからの'90年代録音。『サム・アザー・タイム』。国内盤ではミディから出てました。
英国トラッド・シンガーの彼女、オール・トラックがジャズのアルバムは、実は本作のみで、近作のECMですらトラッド数曲混ぜてます。
本盤は、ミディの日本語解説では、やや編曲が地味すぎるといった意見もあったが、ECMの静謐で深遠なパフォーマンスを知った後では、装飾過多に陥らず全くもってスムーズに聴ける。さすがにヴォーカルは今より若干浅く、録音の質感も今では密度不足だが、いまだに他方では見当たらない異色のヴォーカル・アルバムだろう。異色といっても、超自然なのだ。
2018/10/18

ビージー・ウィズ・ジェイミー

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Panasonic DC-G9 LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 2018.10

USB充電式のカイロを使ってみたところ、なかなか温かいですね。使い捨てより温度が一定していて二段階設定で便利。プラスチック製なので、マウスを握っているような感覚だけど。



引き続きジェイミー・ポールの音源を聴いた。こちらはピアノ奏者、ビージー・アデール名義のアルバム名となっています。『マイ・ピアノ・シングス with ジェイミー・ポール』(2012)。
ジェイミーのヴォーカルが全トラックにフィーチャーされています。両者は師弟関係なのでしょうか。とにかく伴奏は申し分なし、旧作のアデールのピアノとオーケストラのセッションもセンスよかったし。ジェイミーのアルバムがいずれも成功しているのは、このアデールの尽力によるところも大きいでしょう。

ジェイミーは、おそらく全てのアメリカン・ミュージックを歌いこなせるでしょう。それほど巧いだけに、個人的にはヘビロテするほどには至らず、付かず離れず聴き続けそう。親近感では、ごく最近知ったエリン・ボーディーのほうがタイプで、自分でも頑張ったら手が届きそうな気がする素直な表現なんですね。とにかくゴスペル要素が自分には無いので。むかし少年少女合唱団には居たけれど、クラシック寄りだったしね。
2018/10/14

名だたる歌姫へのトリビュート

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Panasonic DMC-G8 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S 2018.05


鼻風邪はお約束通りノドへ。老人のように足腰がだるく、声は低くしゃがれた婆さんみたい。というかかつて50代って子供の頃は老人の域みたいに見てたっけ?
調子を落としている間にどんどん時間が経つ。あれよという間に年末じゃん。
ちなみに賀状は書かなくなりました。一切もう送っていないと、下さった方には伝えるようにしていますが、前職場の数人が未だに送ってくれるのに困惑。くれるだけマシと受け取るべきだろうが、当時たいして親しくもしていないのに、子供の進学や一戸建ての購入や海外旅行の報告ばかりくれる。たいてい何年も返さないと止めてくれるようになるが、長期旅行の写真を刷ってまだ送ってくる人には、耐えかねて封書に入れて返送した。「あなたにはキツイことやっても大丈夫」と、恥かかされた経緯が山ほどある同僚だったので。特に仕返しなど意識しなかったが、自然に気が入らなくなるもんです。それに賀状に旅行報告って変じゃないですか?新婚ならまだしも。



ジェイミー・ポールの『ジェイミー・ポール・ウィズ・ビージー・アデール ~シングス・スタンダーズ』を聴いてみました。名だたる13人の女性シンガーの十八番を取り上げた。彼女のピアノ伴奏を務めるビージー・アデールとオーケストラにより、しっとりした歌唱を楽しめる。

彼女のヴォーカル、一聴してビリー・ホリデイを聴きやすくした感じ、と捉えました。プレスリリースを読むと、アデール自身が、【ジェイミー・ポールは往年のシンガーの曲を聴き、吸収してきましたが、それがエラ(フィッツジェラルド)であり、ロージー(ローズマリー・クルーニー)であり、リナ (ホーン)であり、ビリー(ホリデイ)と既に認識していました。】とコメントしているように、いいとこ取りで、自分のモノにしている。とにかくうまい。個性はあるがクセとして耳障りは無い。

去年の秋、彼女は来日してたんですね。惜しいことした。まぁサブスクリプション(Deezer)で、ライヴに行こうかという気にさせてくれるのだから、アルバム本体は持たなくても、知る機会には良いサービスですよね。
2018/10/11

ジェイミーのクリスマス・アルバム

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Panasonic DMC-G8 LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 2018.01

今、暑いんでしょうか寒いんでしょうか、鼻風邪で感覚がマヒ。耳が詰まる。くしゃみが起爆剤になったかのように蓄膿の排膿が続く。これが全部抜け切るまでは片頭痛と倦怠感とずっとお友達。



ジェイミー・ポールは、最初に出会うアルバム次第で印象が異なるシンガーかも。最初に聴いたジョニー・マーサー集がお気に入りだが、その後、カントリー・ロックやR&B系のアルバムを聴いて、表現の幅に驚かされた。マーサー集では、いかに余裕で抑制を利かせて歌っているかが解った。
サブスクリプションではパーソネルが把握しかねるが、彼女、相当のブレーンが付いてると思われる。本作のクリスマス・アルバムもホリディアルバムにありがちな下世話なアレンジに陥らず、録音もヴォーカルをひけらかさない弾力のある音響で上品にまとめ上げた。