私を忘れないで

himawari170719
FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF2 R WR 2017.07

寒い頃は、早く暖かくなればシャッター押す手がかじかまないのになぁ、と短めに切り上げて引き返してきたものだったが、今度は暑さにやられて集中できなくなる。服が汗とひまわりの花粉にまみれた。



ヘレン・メリル『ウィズ・ストリングス』(1955)。これは何のきっかけで買ったんだったっけな。今と違って、かなり当てずっぽうでジャケ買いなどもしていた頃だった。有名どころだから試聴しなくてもイケると思ったんでしょう。
リズム隊にストリングスを加えたスタンダード集。アレンジ&指揮にリチャード・ヘイマン。なにせ古い録音だから弦がスリコギみたいだが、リズムと弦のシンプルなモノラル録音による対比が、ヴォーカルと相まって清楚に響く。
息を流す量を多くして、ため息まじりの雰囲気モノのヴォーカルに仕立てたのは、彼女が最初なのだろうか? 意外とノンブレスで歌えるのは横隔膜も使えているからなのか。
ジョニ・ミッチェルの歌唱印象が強かった「Comes Love」、本盤では忍び寄るリズムが搔き立てる。「Just You, Just Me」も伴奏とのマッチングよろしい。カーリー・サイモンのフィルム・ノワール集で親しんだ「You Won't Forget Me」など、ヘレンのヴォーカルにぴったりだ。

▼You Won't Forget Me
https://youtu.be/Maf0KUE6DCE

弾み切らない魅力

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Panasonic DMC-G8 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 2017.07

午前中はハスの花を撮りに長居植物園に出かけた。撮影目的の人ばかりで、やはりキヤノン持ちが多いですねぇ。しかし、例の新発売予定のフルサイズのカタログを読んでみて、自分の場合、広角を重用しないよなぁ、と。つまり大きな自然風景を撮影する機会が無いのだ。この10年間で府外に出た先は、京都・神戸くらい。こんなフットワークの悪いユーザーが活用し切れるだろうか?
実際、現所有のフジとパナに不満があるかというと、不満どころか気に入っている。個性の違いも明確で、パナは家庭的な優しさがあり、フジはアーティスティックな色遊びができる。パナはレンズによるけど、フジは3本のレンズすべて良い。
要はフルサイズに対する漠然としたコンプレックスがあるんだよな。手にしたこと無いものだから。



再び「ワン・ノート・サンバ」で検索するとペギー・リーのアルバム『I'm a Woman』がヒットしたので、試聴してみた。
なんか、この弾み切らない感じ、彼女らしいですね。でも、それが歌ならではの語り口の表現で、かえって惹き付けられてしまう。バッキングの楽団がスーパー・ミュージシャン揃いなのもバランス感覚に貢献している。
それでもぼくは、彼女については1940年代のベニー・グッドマンとのコラボ録音が一番映えてたと思う。あの頃を聴いてしまうと、名盤『ブラック・コーヒー』でさえ、ピークを過ぎたように感じてしまう。それにしても息の長い歌手でした。

https://youtu.be/ZSKt8UqiPBo

Melodie d'amour

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Panasonic DMC-G8 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 2017.06

なぜかボッサ・ノーヴァを最近探していますが、初めて買ったアルバムはイーディー・ゴーメの『恋はボサ・ノヴァ』のCD復刻盤で、動機は当時セブンスターのCMに起用された彼女の「ギフト」が鮮烈だったから。その頃は、リズムの発祥など考えてみたこともなかった。先日の「ワン・ノート・サンバ」も最初に聴いたのがイーディーの歌唱でした。

Spotifyお試しのCMで、気まぐれに次々と曲を飛ばし聴きしていく男女の会話シーンが出てくるが、古い音楽を習っていないと、同じ曲を他アーティストで検索する発想が生まれませんね。
さて今回も、そのイーディーのアルバムでカヴァーされた「Melodie d'amour」を別シンガーで聴いてみました。Spotifyでヒットしたのがカテリーナ・ヴァレンテ。ぼくは全然知らなかった人ですが、Amazonで調べると、廉価盤の再発レビューで熱く語っているコメントがけっこう多かった。現在60-70代の方々でしょうか。

この人がオリジナルかどうかまで調べていませんが、イーディーで聴いた頃から大好きな曲だった。可愛いメロディに歌詞中の"シュ・シュ"が効いていて、ウキウキする。畳語など、言葉の中の音の反復は、音楽の印象を大きく変えてしまう力があります。

https://youtu.be/RcmehwNjOec

ピザレリのジャズ・ヴォーカル

mg170624
FUJIFILM X-Pro2 XF35mmF2 R WR 2017.06

賃貸住まいに慣れてはいるものの、半年ほど前に開店した近所のパン屋の未明からの機械音や搬入等の騒音に加え、上階住人の足音に悩まされる日々。この住宅街の人々は上品で忍耐強く、いつも僕がクレームの言い出しっぺになっているような気がする。パン屋は匂いもクドく、窓を開放したい今の季節にはつらい。特に店のバンが駐車する時のしつこいデカい効果音はやめてくれ、と申し入れたが無視され、後日、店主が誰かと言い争う声が、そこらじゅうに響き渡り、再クレームを入れたら、やっと自重してくれバックの効果音も途絶えた。
後は上階。これが厄介で、一度、管理人経由でクレームをつけてから、いっそう足音が大きくなった気がする。が、恐らく基本的に本人の歩き癖のようで、治らないようだ。いろいろ試行錯誤して、結局、寝室にしていた和室が最も頭に響くので、ベッドを隣のダイニングに引き摺って過ごしてみると、少し楽に。しかしこれ、ワンルームみたいな家具のせせこましい配置。なんか惨め。



ジョン・ピザレリのボッサ・ノーヴァ・アルバムが良かったので、他のアルバムも幾つか聴いてみて、わかってきたのはエンターテイナー型で、ハリー・コニック・ジュニアみたいな存在なのかな、と。ポール・マッカートニーのカヴァー集など、企画モノが多く、いずれもバランスの取れた聴き易さ。
もし閉店バーのマスターに聴かせたら嫌いそう。わざとヘナヘナ声の物真似で馬鹿にしてそう。彼は、歌は声を張り上げたモン勝ち、というタイプだったから。
ぼくは、ピザレリが本業から少し逸れて、親しんできた曲をカヴァーしたボッサ・ノーヴァ・アルバムがやはり一番好きみたいだ。ジャズ・ヴォーカルとしては、上記画像の近作が軽く楽しめた。

ニコラ・コンテ

trumpet170622
FUJIFILM X-Pro2 XF56mmF1.2 R 2017.06

ある平日夕方から築港赤レンガ倉庫のクラシックカーのミュージアムを覗いてみました。もちろんスナップ目的。こんな場所があるのを知り得たのも写真に興味を持ったからで、自分が港湾寄りに住んでる実感がずっと無いまま暮らしてた。大阪港へのアクセスも市街からじゃなく、ニュートラムから中央線乗り換えで。途中、Amazonの大倉庫が車窓から見え、こんな近所にあると初めて気づいた。
元住友倉庫だったというこの目的地、しかし自分は車に全く関心が無いもので、どう撮ればいいやら。むしろ脇に添えてあるオブジェにフォーカスして、車はボカすという、とりとめもないスナップばかりになってしまったが雰囲気は味わえた。展示車によっては中のシートやハンドルにビニールが被せてあるままなのが不粋。



プライムお試しサービスが薦めてくるままにニコラ・コンテ『Modern Sound of Nicola Conte』(2009)を試聴。
いちおうヨーロピアン・ジャズの位置づけになるらしいが、コンテさん自身はマルチ・ミュージシャンらしい。ブルーノート来日も果たしている。
固定メンバーを持たないジャズ・コンボでの活動ということだが、どのトラックもシンガーもハイセンスとしか言いようのないパフォーマンス。BGMとして好むリスナーが多そうだ。BGMとは完璧をなして初めて愛されるものなんですねぇ。
フィーチャーされた男性シンガーのホセ・ジェイムズに興味あり。一枚だけプライムにあったので、これから聴く。

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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