マノス・ロイーゾスを歌う

▼長居植物園内
park180521
FUJIFILM X-Pro2 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 2018.05

Deezerにスッと移行できたのは、リアルタイムに追いたいアーティストが減ってきたのも大きいかと思う。新譜が出たら即買いたいのは大貫さんくらい。CDの存在自体、否定するわけでは無いので、Deezerに無いアルバムなら別途買いますが、単品入手する機会は今後そう無いでしょう。
昨日はヴァン・モリソンの恐らく全作がアクティヴになっていたので、近作まとめて聴いた。聴きたい時に配信休止されていたなら、割り切って他のアーティストに切り替えれば良い。どうしても今、聴かなければならない音楽とは、つまりライヴでしかないのだと、図らずもストリーミング・サービスに教えられるような。

以前利用していた東京のレコード店関係者が、拙宅へアクセスされている履歴がみてとれたので、恐らくDeezerに関する情報収集の一環かと思われるが、逆にレコード店関係者のツイッターを参考までに久々に閲覧したのだが、やっぱり彼等は音楽の聴き方がジャケに特化しているんですね。もちろん音楽そのものを聴く耳もお持ちなのだろうが、ピンナップガールを抱きしめたいなら、モノで購入ですよね。
ぼくはそういうのが無い。クラシックも聴いてきたからか。クラシックは演奏内容に反して、けっこうイージーなジャケ・アートも多いからね。
それに昔から、楽器店に親しみはあっても、レコード(CD)専門店には縁が無く。郷里の子供時代、近所は楽器店がレコード店も併設してたが。自分の師は演奏経験を持つ教師であり、レコード店主から推薦盤の教示を求めたいと思ったことはない。自分で探せば良いだけだから。
最近、近所の写真現像屋さんが潰れたが、レコード屋さんも淘汰されて仕方ないだろう。写真は、カメラ本体や多種のプリントにも対応することでまだ維持できるが、音楽は多様なソース(ファイル)が扱われているにもかかわらず、レコードあるいはCDのみに制限するとなれば、当然ユーザーは限られるし、そもそも媒介する店の存在意義すら首を傾げる人もいるかも。個人的には、現像写真を客より先に周りの知り合いに見せたりする現像屋や、ウチで買わなかったと恨みがましいレコード店の態度に遭わずに済むほうが性に合う。
同じライヴで出会った音楽ファンに、あなたこのアーティストのアルバムどこで買いました?などと交流の際、訊きます?

画像のみ
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在庫切れで入手できなかったハリス・アレクシーウ『Ta Tragoudia Tis Haroulas』(1979)がやっと聴けた。ハリスのCDはほとんど集めたが、これは叶わぬ1枚だったのだ。ハリスもDeezerにほぼ全作ありますね。このロイーゾス作品は、かのハリスの2007年傑作ライヴで初めて聴いたが、スタジオ録音も聴く機会が欲しかった。大衆性あふれるギリシャの旋律とリズム。
危ぶんでいた通り、多作だったハリスの新作はついに止まった。ダラーラスは相変わらず頑張っている。表現力にフィジカルは重要なもので、音楽性がけして衰えたわけではない筈なのだが。旧作を大事に聴きたい。

ハリスの新作PV(2)

ハリスの新作、来年購入予定で引き続き動画サイトにて試聴していました。
未購入時点での感想は、自身で決めたルールに反するのですが、少しだけ分析的なメモを残してみます。

厳密に調べたわけではないですが、傾向的にキー設定を低くしたことで、発声において鼻にかかる範囲が増えたのだと思う。彼女、もともと鼻腔が詰まるところがあり、それを従来の高いキーと強い喉で突き抜けていたんだと思います。そうしてカバーできていた。
鼻にかかるとリズムのキレが甘くなるんですよね。それで節回しがモッタリして聴こえるようになった。ダウナーと言えば聞こえはいいけど、節回しが弾まなくなっているのは、確かだと思います。でも、最良のテイクで編集もして、これが最高の記録なんでしょう。

ただ、衰えは他ならぬ彼女自身が自覚している筈で、それでも歌い続ける歌手の業のようなものには、やはり惹かれるものがあります。

ハリスの新作PV

ハリス・アレクシーウの新作、出てたんですね!



アルバム全曲フルであがっていたので一通り聴いてみました。数年前から高音がきつくなり、音域が狭くなっているが、今のキーで、今一度フレージングを立て直したようだ。嗄れたヴォーカルで緊密なロックをバックに新たな音像を生み出すプロデュースの能力はさすがです。
来年以降、価格比較していずれ入手しようと思います。

haris

'90年のライヴ(2)

ワールド系は経済的余力がないと、聴き進めるのは限界があるかな、と。今思えばバブル時代でなきゃ、あんなアーティスト、こんなアーティストまで来日してくれはしなかっただろう。
もちろんシンガーの魅力にハマれば見境なく蒐集する癖は今も変わらないけれど、少なくとも分をわきまえて平均律(ドレミファソラシド)の概念に留めておこうと思う。聴くだけは確かに自由だが、自身に引き寄せて血肉化できない音楽を、単なる異国趣味で買いたくはないのだ。実際、珍しがって買ったものの、放置したままのCDもあるし。レトロ趣味のキッチュな魅力あるアイテムも、音楽的には今一つ深みに欠けたり。そういうものは余裕のある時期にしようと。

haris

ギリシャ歌謡興味は結局ハリスに始まりハリスに終わった感じ。次点がダラーラス。ハリスのCDは今後出たとしても買うかどうか。スタジオ作はともかくとしても、ライヴは聴いてて辛くなってきた。メアリーもハリスも60歳前から急に衰えを見せ始めた。しかも二人とも偶然、急に肥え始めた。
ここにポピュラー歌手の限界を感じる。声楽家だと80歳のお婆ちゃんでも、すごい綺麗な声で無理なく発声し続けている。メアリーもハリスも国柄は違うが、肩をすぼめて喉を絞り上げる歌い方、幾つまで持つだろうとは思っていた。

かねてからお伝えしている通り、ハリスの旧ミノス時代のリマスターCDは、初CD化盤を既に持ってる人でも、買い換えに満足していただける音質に改善されている。
ギリシャから直で取り寄せた画像の1990年ライヴ録音作品『I Diki Mas Nihta(Live)』も、僕自身既に旧盤も持っているが、とても聴きやすくなってる。一般的にハリスのライヴ・ソフトはDVD&CD化された2007年作品『Odeio Irodou Attikou 2007 Live』が近作として知られていると思うが、あれが円熟期のライヴだとすると、こちらは絶頂期といえる。ハリスのヴォーカルは艶々していて、これでもかとガンガン歌いまくっている。オーディエンスのリアクションはそりゃもう、・・・ギリシャ音楽ファンの方には説明するまでもないでしょう。

ハリスの都々逸?

ハリス・アレクシーウのリマスター盤は本当に音のバランスが良い。ブックレットはどれも充実していて、さすがギリシャのスーパースター。

haris

まとめて購入した初期アルバムが8枚、LPの頃なので約40分程度といずれも短く、すぐに一通り聴けた。今回はその一枚、'75年『12 LAIKA TRAGOUDIA(12の大衆歌謡)』。ハリスのソロ第1作。

ハリスに関する日本語情報は中村とうようさんの解説が頼り。今回も国内独自編集盤『ベスト・オヴ・ハリス・アレクシーウ』(オルター・ポップ)から引用。
【このアルバムは泥臭い民謡やレンベーティカが並んでいるが、なかでも素朴な面白さを感じるのがこの作者不明の古い歌。発表の時点で24歳のハリスは、ジャケット表紙の写真はまだ子供っぽいほどだが、声はずいぶん大人びている。】

とうようさんがこの第1作から選曲した1曲は「TSAHPIN(チャフピン)」。
なぜだか屋形船に乗って日本酒を頂きながらハリス版都々逸を聴くような気分になった。ふだん都々逸に縁が無いのに、ハリスから連想して聴いてみる気になったりして(動画サイトで都々逸を歌う美空ひばりさんの秘蔵映像を発見。いい雰囲気。)。

いずれの曲も瑞々しいハリスの歌声。
リマスター音質は、国内独自編集盤より明らかに優れている。

▼TSAHPIN(チャフピン)

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 シャケ/YASUHISA

Author: シャケ/YASUHISA
男性 昭和40年代生まれ

愛猫カオ(ロシアンブルー)と同居
常にマイブームがないと生きていけない

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