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2018/10/14

名だたる歌姫へのトリビュート

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Panasonic DMC-G8 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S 2018.05


鼻風邪はお約束通りノドへ。老人のように足腰がだるく、声は低くしゃがれた婆さんみたい。というかかつて50代って子供の頃は老人の域みたいに見てたっけ?
調子を落としている間にどんどん時間が経つ。あれよという間に年末じゃん。
ちなみに賀状は書かなくなりました。一切もう送っていないと、下さった方には伝えるようにしていますが、前職場の数人が未だに送ってくれるのに困惑。くれるだけマシと受け取るべきだろうが、当時たいして親しくもしていないのに、子供の進学や一戸建ての購入や海外旅行の報告ばかりくれる。たいてい何年も返さないと止めてくれるようになるが、長期旅行の写真を刷ってまだ送ってくる人には、耐えかねて封書に入れて返送した。「あなたにはキツイことやっても大丈夫」と、恥かかされた経緯が山ほどある同僚だったので。特に仕返しなど意識しなかったが、自然に気が入らなくなるもんです。それに賀状に旅行報告って変じゃないですか?新婚ならまだしも。



ジェイミー・ポールの『ジェイミー・ポール・ウィズ・ビージー・アデール ~シングス・スタンダーズ』を聴いてみました。名だたる13人の女性シンガーの十八番を取り上げた。彼女のピアノ伴奏を務めるビージー・アデールとオーケストラにより、しっとりした歌唱を楽しめる。

彼女のヴォーカル、一聴してビリー・ホリデイを聴きやすくした感じ、と捉えました。プレスリリースを読むと、アデール自身が、【ジェイミー・ポールは往年のシンガーの曲を聴き、吸収してきましたが、それがエラ(フィッツジェラルド)であり、ロージー(ローズマリー・クルーニー)であり、リナ (ホーン)であり、ビリー(ホリデイ)と既に認識していました。】とコメントしているように、いいとこ取りで、自分のモノにしている。とにかくうまい。個性はあるがクセとして耳障りは無い。

去年の秋、彼女は来日してたんですね。惜しいことした。まぁサブスクリプション(Deezer)で、ライヴに行こうかという気にさせてくれるのだから、アルバム本体は持たなくても、知る機会には良いサービスですよね。
2018/10/13

ヒッチコック目線なら…

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Panasonic DC-G9 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 2018.10

WOWOWオンデマンドで視聴できるスウェーデンTVドラマ『凍てつく楽園』はシリーズ6と7まで観た。以前は3話完結だったが、新作では1時間半の単発モノに変更したらしい。このほうが結果的にテンポ良く犯人捜しの謎解きにのめり込めた。
何組か、視聴者の気を逸らすための紛らわしい人物やエピソードが交差し、素直に見てれば結構はぐらかされる。シリーズ6で殺された少年が、両親の知らないドラッグ中毒で、怨恨との関連性を裏切るショッキングな真相に新味を感じた。シリーズ7では、最も事件に無関係そうな人物の打ち明け話が、捜査に関連するヒントとして散りばめられていたり。毎シリーズ、どれくらいのインターバルで制作しているのか不明だが、主役刑事を取り巻く環境・生活の変化も窺えて、なかなか楽しい出来である。



ゆうべの深夜放送でヴェンダース監督の『アメリカの友人』を初めて観た。毎週金曜深夜の放送は普段ならスルーしていたが、本作は原作がパトリシア・ハイスミスとのことで、気合入れて視聴。
『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』は良かったけど、本作はサスペンス要素に自分が期待し過ぎたようです。加えて自分の"イラチ"な性格が、登場する男達の関係性にじっくり付き合えなかったのだ。
特急列車内のバイオレンス・シーンは、ヒッチならもっと上手に撮るだろうな、とか。完結するストーリーを求め過ぎたようで、主人公の病状の真実は、もっと楽観できるもので、それを後で知った主人公が、妻子のため人を殺めた事を烈しく後悔する絵など想像していた。
この詩情がくみ取れなかった自分。また単発ドラマに戻るか。
2018/10/11

ジェイミーのクリスマス・アルバム

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Panasonic DMC-G8 LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 2018.01

今、暑いんでしょうか寒いんでしょうか、鼻風邪で感覚がマヒ。耳が詰まる。くしゃみが起爆剤になったかのように蓄膿の排膿が続く。これが全部抜け切るまでは片頭痛と倦怠感とずっとお友達。



ジェイミー・ポールは、最初に出会うアルバム次第で印象が異なるシンガーかも。最初に聴いたジョニー・マーサー集がお気に入りだが、その後、カントリー・ロックやR&B系のアルバムを聴いて、表現の幅に驚かされた。マーサー集では、いかに余裕で抑制を利かせて歌っているかが解った。
サブスクリプションではパーソネルが把握しかねるが、彼女、相当のブレーンが付いてると思われる。本作のクリスマス・アルバムもホリディアルバムにありがちな下世話なアレンジに陥らず、録音もヴォーカルをひけらかさない弾力のある音響で上品にまとめ上げた。
2018/10/09

Deezerにない手持ち盤(3)

▼飛田百番
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Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2018.10

むかし遊郭だったという居酒屋さん。中はまだ入ったことないんです。このショットは勝手口側かな。自分の昔の職場がここでかつて飲み会やったそうですが。内装は検索画像で見られるようですよ。
こないだ撮影散歩ついでに、もう一つ有名な新地の場所を確認がてら初めて訪れたが、ある意味そちらのほうが、商店やマンションが混在していて、普通に会社帰りや買い物帰りの人々の通り道になっているのが凄い。どちらも区画されているが、飛田のほうが窪地だけあって犇めき合ってる。



モーラ・オコンネルのグラミー・ノミネーション作『Helpless Heart』。これもDeezer他、ストリーミング系でのラインナップに無いので、手元に残しておく。ぼくの所有品は、これと違うジャケで、収録曲順も若干異なる、アルバム名も『ウェスタン・ハイウェイ』となっています。どういう経緯で、異名同アルバムが2種リリースされたのか知りませんが、現在も流通するのは、上記分になるようです。

このアルバムは、例のマスターに貸したところ、大それたことに「別に」というリアクションしか無かった。たぶんこういういっけん淡々とした演奏は、彼には淡白で単調に聴こえるんでしょう。音楽的なメリハリの捉え方が根本的に違うようで。
飛田からの帰り道に、むかし通った飲み屋があるので、そこでまた飲みなおすことにするか。そこでなら馴れ馴れしく「コイツ」呼ばわりされることもない。
2018/10/07

Deezerにない手持ち盤(2)

▼神戸元町にて
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Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2018.07

バンド関係の友人のバーでは、一度だけ週末のアマチュア集まりの弾き語りを聴かせてもらいに行った事がある。当時、こちらの体調が悪くて、このコンディションでアマの演奏を聴くのはちょっと、と普段は平日にしか訪れていなかったのだ。
案の定、といっては悪いが、想像以上に詰まったり、止まったりする演奏者ばかりで、ここに割り込むようにしてマスターが歌い出すのは、自身が引き立つようある程度計算してのメンツだったのか、今となっては分からないが。

本来、チャージ料を払うのも不本意なところ、あえて了解した上で感想をいえば、初めてライヴに臨んだという明石からやってきた若者が、最も下手だったけど逆にピュアで良かった。このことをマスターに伝えるとノー・リアクションだった。
面白いことに他の日、別の若い人がプロ・ツールスを使って録ったというデモを店内に流してもらおうとやって来たところに居合わせた時、マスターが流し終えた瞬間、ぼくが酷評すると思ってたらしい。「ああ、いいね、いいと思う」と口を開いたものだから、エッと突かれた顔をしていた。マスターのほうは細かい点を本人に指摘していたが、ぼくはフォローすべく、「まぁ、マスターとぼくみたいな、"ザ・昭和"な者のアドバイスなんて気にしないでいいから」と、何故かこちらが気を遣ってさり気なく笑いを取る。

そのデモは確かにライヴ慣れしていない、宅録にありがちな、声量に乏しいヴォーカルだったが、ダビングを重ねながら疑似的にグルーヴを探る作業は、一人で音楽を作る人ならトライすべきで、下地を作らず、ライヴ回数ばかり雑にこなす声張り上げ自慢のマスターとは違う魅力なのだ。
閉店後、以降のマスターとの付き合いは無くなったので確かめようもないが、なぜ自身の音楽にそれほど自信があるなら、お金をかけないのだろう?と。
レッスンにも付かず、指導者を名乗る人も珍しい。スタジオ・ミュージシャンとしての実績があるわけでもない。機材を使ってデモを録る過程で、おのずとスキルのチェックもできるのに。あのような経営なら、徹底してあるジャンルのレコード・コレクションしてるバーのほうが、変にマスターの矜持を見せつけられることもなく、互いにプロを賞賛し合えるだけよっぽど会話が楽しい。

もちろんこれは、お金をかければよいというものじゃない、という前提だが。この話は、マスターと音楽の共通項に乏しいのが分かった今となっては、唯一の猫好きという点にも奇しくも重なる。先に猫の飼育経験があるマスターには、ぼくの飼い方について、それはおかしいだの、眉をしかめて指摘されたものだった。が、実際よくよく話せばオーガニックに拘ったフードを使っているのは、こちらであり、あちらは、猫の死骸を近所の公園に埋葬している。
要は、金を惜しんでのことだろうと思う。彼のプライベートに理解を示すなら、少しでも近くに墓を作って、いつでも参れるようにしたい、との飼い主の思い入れゆえのことだろうが。この説明が何処まで赤の他人に伝わるものか、これをとっても彼の音楽姿勢と重なってみえるのだ。



こちらはDeezerのラインナップに無いリヴィングストン・テイラーの1970-1980年のベスト。既に廃盤かと思われます。オリジナル曲がDeezerのラインナップに網羅されていれば中古に出しても良いですが、彼の初期録音はレーベルとの契約終了によって扱われていないようです。現行契約の最近作品のみリスニング可能のようです。
彼の初期は声が若い代わりにやや硬い、現在はしゃがれてきたが柔らかい、感性はいつまでたっても瑞々しい。こんな音楽家が傍にいたらなぁ。ついでに自家用ヒコーキにも乗せてもらって?