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2019/12/13

2019年リスニング ベスト・アルバム10枚(ポピュラー)

もう、そんな季節か。思い付くままメモした順に挙げます。(画像はAmazonにリンク)


(1)Johnny Mathis/Once in a While(1988) ※所有Box Set CD
ちょうど一年前のクリスマスシーズンに、Deezerから勧められたのがきっかけで初めてジョニー・マティスの名を知った。これほどの名立たる米シンガーを知らなかったなんて。口からハンドマイク50㎝くらい離して歌うのは、この人と尾崎紀世彦くらいじゃないですか。
ドゥ・ワップはじめ爽快な質のナンバーを当時の豪華なサウンドで。我が失われた'80年代青春は、この盤で取り返す。


(2)John Pizzarelli/Dear Mr. Sinatra(2006) ※所有CD
今年はマティスとピザレリの年でした。ビッグバンドをバックにしたヴォーカル・アルバムは敬遠しがちだったが、ピザレリの普通のヴォーカルが乾いた響きでスウィング。小編成のトラックも挟みつつ秀逸な録音。ジャケの好感度も大きいか。


(3)ドリス・モンテイロ/若き日のドリス・モンテイロ 1951〜56(2011) ※レンタル2CD
これは先日から聴き始めたばかりだが、年末年始に集中して聴きたいSP盤の良きサンバ・カンソーン。日本からはサンビーニャから出ているようです。エリゼッチより断然好きだな。


(4)John Pizzarelli/Double Exposure(2012) ※所有CD
1970年代中心に活躍したシンガー&ソングライターなどの名曲をカヴァー。ニール・ヤングやジョニ・ミッチェルなどは90年頃の作品で、ピザレリ自身がリアルタイムに好んで聴いてきたのかな。アレンジが充実の意欲録音。


(5)Johnny Mathis/Christmas Eve with Johnny Mathis(1986) ※所有Box Set CD
1980年代のマティスがいいんですよ。初期に既にクリスマス・アルバムのヒット作を生んでいますが、こちらは合唱団をフィーチャーし、マティスのヴォーカルは幾分控え目でホリディものらしく聴き易い。


(6)Johnny Mathis/Isn't It Romantic: The Standards Album(2009) ※所有Box Set CD
2000年代に入って、幾分声量が落ちたようだが、艶やかな甘いヴォーカルはまだまだ健在。ジャズ・スタンダードを贅肉を削いだアレンジで。「Dindi」も印象深い。「虹の彼方に」はレイ・チャールズがゲスト。


(7)Johnny Mathis/I'm Coming Home(1973) ※所有Box Set CD
このアルバムに掴まれました。ライター&プロデューサーにトム・ベル。ソウル系といってもフォーキーなサウンドで、ストリングスが単調なのが残念だが、全てが印象深いメロディで味わい深い。


(8)Livingston Taylor/Man's Best Friend(1980) ※レンタルCD
今年で活動50周年を迎えたリヴの、初期ヒット曲「First Time Love」を含むオリジナル・アルバム。AORをリラックスしたフォーキーな感覚で。リイシュー盤が現在800円程度の価格なので買えば良かったかな。


(9)John Pizzarelli/Kisses in the Rain(2000) ※所有SACD
兄弟マーティンのベースを含む、トリオでのスタンダード・ヴォーカル集。ピザレリのアルバムは今年集中的に漁ったが、特に本盤はSACD(中古)とあってポイントが高い。ヴォーカルが引き気味の録音だけにニュアンスが高音質により細かく伝わる。


(10)Johnny Mathis/Rapture(1962) ※所有Box Set CD
この陶酔感は忘れがたい。ポピュラー・ジャズと言えばいいのか、ドン・コスタのオーケストレーションに乗せて歌う、若かりしマティスの甘美な歌声。
2019/12/10

ケンプのBDオーディオ(2)

使用開始のホットクックは、さらにカボチャ、白身魚の煮付け、ミネストローネを調理。蓋して数十分すれば出来上がり。セロリなんて久しぶりに買った。野菜が確実に摂れるようになりそう。肉類では鶏肉料理を作る習慣が無かったので、これで始めてみる。調理後は、鍋を含む5点の部品を毎回洗わなければならないのが面倒なのだが、鍋以外はほぼ水通しすれば良い程度のもので、さほど苦じゃない。
こういう技術力、チームであれやこれやと議論してきたんだろうなぁ、と。デジカメを使い始めた時から、こういったいっけん表に出ない技術者の姿を浮かべてみることがある。

マスター自ら演奏出演するバーに付き合って、ずっと引っ掛かっていたのが、演奏者の自意識についてだった。どうもぼくの耳には、彼が、練習や知見不足を気合や心意気でカバーしようとしているように見えてならなかった。もともと出演していたキタのライヴハウスのファンが、ミナミまで聴きに来てくれる見込みだったようだが、それらしき客は一人も見かけず。たぶんその客は、今もキタのライヴハウスで別の出演者に好意を寄せているのではないか? キタとミナミの間は、地下鉄でものの10分程度。現実は厳しいものである。
熟練した音楽教師のような彼の振舞いが鼻につき、それゆえだろう尚更、製品技術って素晴らしいな、と思うようになった。誰なのか顔はハッキリ知らぬが、そこはかとなく伝わる開発への情熱。リサーチに対する分析力も勿論あるだろう。



シューベルトに続き、ヴィルヘルム・ケンプのBlu-rayオーディオは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。これもレコードに始まりCDで廉価盤や輸入盤と買い直したものですわ。特に廉価CDの音は酷く、これが試行錯誤を招いた。
中古輸入CDボックスの音質でいったん満足していて、このBD盤は購入を躊躇していたのだが、今秋発売された国内SACDの価格が高すぎ(一集と二集あわせて2万)、こちらのCD付き最新マスターだと約4分の1で買えるので即決。ハイレゾ級の音質であれば、フォーマットに拘らず、価格帯で判断しようと思う。
なにぶん録音年代が古いのだが、やはりこれが情報量が多いだけ最もピュアに聴こえる。やっと落ち着きました。
2019/12/08

あの頃のサンバ

rose191207
FUJIFILM X-T30 Carl Zeiss Touit 1.8/32 X-mount 2019.12

ホットクック(1ℓ)、今日届いてひとまずポトフと焼きそばを試した。なかなかイケました。焼きそばはかえって面倒な気もするけど、蒸焼き風の出来で、フライパンより野菜の旨味が逃げなくていい。今まで食べたい物に対して、作り易さとの狭間で葛藤があったものだが、今後は材料を買うことだけに徹すれば良いのだ。
添付のメニューの他、新メニューを追加ダウンロードできるらしい。AIのガイド音声がやかましく、これはどこかで調整できるものなのか。



現在、DSD取り込み作業中につき、CD本体を入手する必要があるため、未聴アルバムの開拓はディスカスのラインナップを確認してから、Spotifyで試聴して、気に入ったらレンタルすることにした。

先日知ったばかりのドリス・モンテイロ、ヒットを連発していたであろうフィリップスのボッサ・ノーヴァの時代より前の、こちらはSP音源を含む2枚組初期集。サンバの歌唱が生き生きとしていて、ある意味、プロダクト・デザイン化されたフィリップス時代よりも、彼女の原点が窺えるようで興味深い。これは是非レンタルしてみよう。
2019/12/05

ピザレリの楽譜

秋以降は、無駄な買い物を控えるように心がけていたが、最近のハイレゾ興味でDAP(デジタルオーディオプレーヤー)が欲しくなり、検討していたところ、寒さが沁みる季節になり、SNSに流れてきたホットクックが気になり出した。考えてみればDAPは本体以外にヘッドホンもそこそこのモノを選ばないといけないし、手に入れたところで鈍臭い自分は街なかを歩きながら不注意で事故に遭いそう・・・、など思案を巡らせ・・・ホットクックに落ち着いた。一人用が発売されたばかりで売れているのか未到着だが楽しみ。これから横着できる。
ただ、食後の片付けが心配。洗うのが面倒くさく、放置してしまい、次にお腹空いた時に、コンビニのおにぎり買ってたりして。

時々、蒸し返してここで話題にしてる知人マスターがかつてバー開業当時、煮物を作ったことが無い、と言ってて少々驚いたのを思い出す。たいがい独り暮らしを何十年も続ければ一度は作るんじゃない? まぁ、自分も他人様に出せるような代物じゃないが。包丁の使い方もざく切りばかりで見栄えもありゃしないし。
ミナミへわざわざ出向いて、セブンのレトルトをチンしたアテが出てくると正直ガッカリ…。ライヴ予定のある日は出来合いの物でいいが、平日暇そうだし、ちょっとはトライしてみたら?と調味料の比率がそらで言えるカボチャの煮付けなぞマスターに教えてあげたことがあった。落し蓋はアルミホイルでいいから、とか。
このマスター、たぶん古い考え方の男で、自分は料理なぞ作らなくてもいい、と女性に依存してきたんじゃないかな。腹の足しにと、ホームベーカリーで作った食パンを差し入れてあげると、マスターは"男にパンの差し入れしてもらうなんて変な感じ"とブログに書いてたから、大体そういう感じで今まで来たんだろう。
かなりの倹約家らしく、一時は3食納豆だったらしいが、幾ら切り詰めるといっても酒・みりんくらいは一応揃えておいてもいいんじゃないの?
自分の感覚・意見が世のスタンダードとばかりに、異なると露骨に軽蔑の表情を向ける奴だったが、音楽面も経営面もバランスを欠いているように見えた。
経済観念は人それぞれなので面と向かって言えなかったが、ケチり過ぎて芸術体験に乏しいんだと思う。ライヴスポットとしての磁場を一から固めるのは難しい上、同年代の客なら既に目も舌も耳もある程度肥えてるからねぇ。



手付かずだったジョン・ピザレリのアルバム『Bossa Nova』のピアノ楽譜で少し遊んでみた。もう7th、9thのオンパレードで楽しい。いきなり早くは弾けないので、ゆっくり押さえると、和音が濁って聴こえてしまい、一瞬、押さえ間違いか?と錯覚しそうになる。和音構成が左右の手に分散されているので、両手で弾かないと片手ずつの練習では響きが掴めません。
例えばFreelyと指示された「Estate」のさり気ない出だし。ストロークで小節べったり掻き鳴らしばかりやるフォーク系アマチュアのライヴではなかなか聴けないんです。

estate

▼Estate
https://youtu.be/VmdkiyA8ZbQ
2019/12/03

リヴの1980年

temple191202
FUJIFILM X-T30 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 2019.11

リヴィングストン・テイラーの『Man's Best Friend』(1980)がディスカスにあったのでレンタル。このアルバム、ぼくがリヴに興味を持つようになった頃には既に廃盤だったが、2016年に国内紙ジャケ復刻しているようです。



わずか30分の呆気ない収録だが、エピックからの発売とあって当時のヒット路線を踏襲すべく、AOR、ディスコなど取り入れつつ、フォーキーな温かいテイストが伝わる。本作より代表曲が何曲かジャズ・レーベル移籍後に再びカヴァーされているが、他人の曲を取り上げても彼自身の一貫した音楽性として感じる。
ジェイムスもそうなんですが、欧米のシンガー&ソングライターは、音楽をよく知っているよなぁ、と思うんですね。フォーク・シンガーにしても、ジャズでも何でも聴いてるんですよね。その上で自分の持ち場をプロとして固めている。

ディスカスからは、盤そのものだけが封入されて送られてくるので、クレジット詳細をウィキで調べると、ラリー・カールトン、ラス・カンケル、ドン・ヘンリー、ニール・スチューベンハウス等々、やはり兄絡みなのかそうそうたる参加メンバー。
トラックリストは、リヴ自身が手掛けた曲と、カヴァーが半々くらい。カヴァーには、パット・アルジャー、マーヴィン・ゲイ、ランディ・ニューマンなど。
特にぼくは黒人系のシンガーの曲は、大物でも滅多に聴く機会が無いもので、リヴのカヴァーのお陰で親しみを覚えた。

▼First Time Love
https://youtu.be/KrjnQ0DGeg0