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2018/08/18

リヴのドキュメンタリー・フィルムが完成

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Panasonic DC-G9 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 2018.08

天王寺から帰る前にスニーカーを買った。台風の影響からか、秋の気配のような強めの涼風の中、リヴが歌う「Try To Remember」を思い浮かべながら。
この夏、まだ履けると引っ張り出して履いてた10年以上も前のスニーカーの靴底にポッカリ穴が開いていることに気が付いてなかったのだ。こないだ電車に乗って、足を組んでたら隣りの高校生が妙にこちらの靴をチラチラ見るものだから、(デザイン古いのがそんなにカッコ悪いのか?)と首傾げてたのだ。どうりで雨の日はヤケに染みたわけだ。しかも両方とも。

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リヴィングストン・テイラーがクラウドファンディングで資金集めを呼び掛けていた自身のドキュメンタリー・フィルム『Life Is Good』が完成した模様。フェイスブックの情報によれば今月下旬に上映されるそうです。出演にはカーリー・サイモン他、ベン・テイラーなどやはり馴染みのクレジットが。
内容的にはたぶん彼の教育者の面など窺えるのでしょう。もしソフト化されても国内字幕版は叶わないでしょうから、原盤には少なくとも英語字幕は付けてほしい。
数年前に買っておいた彼の著書も、和訳しないで積ん読になったまま。まずはここから取り掛からないとねぇ。
この映像作品関連と思われるリヴのポートレイトが幾つか見られたので、以下拝借。つくづく、アルバム『Blue Sky』のジャケ、こういうのに差し替えて欲しいワ。

(拡大可)
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2018/08/16

感応者たちは教える

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Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 2018.07

新しいパソコンに替えたら、ブログの文字ポイントがヤケに小さくなってしまった。読者さんの手元では元々こんなに小さかったんかしら? それで新しいテンプレに変更しようとしかけたが、記事レイアウトがおかしくなってしまうので、やはり従来テンプレで続行します。小さくて見づらい方は拡大して下さいね。そのぶん写真はボヤけてしまいますが。

(拡大可)
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かねてから気になっていたネトフリ・オリジナルドラマ『センス8』シーズン1を一気に視聴。いやぁ、面白い! ネトフリは本当に凄いドラマ作るね。
地域・言語・文化・セクシャリティなど異なる男女8人が、テレパシーで繋がり、互いの能力をして窮地を補完し合いながら、ロボトミー実験を試みる組織の追跡を逃れるというストーリー。

粗筋をザッと文章にすると、よくあるSFアクションのようであるが、見せ方が進化しているというか、よくこんなの考えるなと感心する。
ポイントはセクシャリティを重用していること。いきなりレズビアン・カップルのディルドを使ったセックス・シーンに釘付け。このカップルのうち、白人女性ノミが後にロボトミー手術の危機にさらされるが、その際、母親が彼女に"マイケル"と呼びかけ、彼女は"その名前で呼ぶのはやめて"と遮る。
その時点ではピンと来なかったが、回を追ううちに彼女が女性を愛するトランス女性であることが理解できてくる。これは意外だった。このアプローチは、つまりトランスジェンダーにとって、どちらに見えるかという他者の不用意な先入観を省いた、演出の成功例といえるのではないか。(実際にトランス女性が演じてるそうだ。)

他のエピソードに登場する、たとえばメキシコのセクシー男優は、私生活では男性パートナーが居り、スキャンダルが漏れそうになった時点で、苦悩する彼に、先述のノミがテレパシーで繋がり突如現れる。トランスジェンダーとして味わった苦痛と、その後に得た幸せについて伝え、彼にアウティングを恐れない勇気をもたらす。・・・というふうに、知らない赤の他人同士が、感応しながら助け合うのだ。

感応者たちは場所移動も自在で、"面会"目的で相手の場所に瞬時に飛ぶことができるが、その姿は周囲には映らない。ヘテロの感応者同士のキスシーンで、第三者の目に一人でキスのパントマイムをしている滑稽な警察官ウィルには吹いた。

リアルに家族の理解を得られない孤独者や、また親の暴力を受けた子供たちが、ユーモアとアクションを交えたこのファンタジーでほんのひと時、救済を感じることが起こり得る見事な作品といえるのではないか。ぼくはB級といわれながら、評価高い映画『オーロラの彼方へ』を思い出す。あの作品も現実逃避だが、誠実な物語だった。

本作の、終盤、まるで全性愛のように8人が乱交みたいに絡み合うシーンに驚いた。人は生来、誰とでも繋がりうることを、このような手の込んだ仕掛けで提示してくる作品があるとは。これは既に配信中のシーズン2の視聴も楽しみだ。
2018/08/14

フランシスのような

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Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2018.08

英誌エコノミストの調査によれば世界で住みやすい都市の3位が大阪なんだと。そう?そんなに住みやすいかな。都市としては物価が安いほうかもしれないけど。
大阪生まれじゃない関西人としては、大阪の人はやっぱり商人気質なんだなと思う。その基で仲良くやれる感じ。子供のころ、MBS放送で角アナウンサーが"我々関西人にしてみたら"と言う度、イントネーションから違和感あったなぁ。
1位ウィーンは行ったことないけど、2位メルボルンは旅行経験から納得。都市化し過ぎない、ほどほど加減が良いということか。10年以上前の記憶だが、メルボルンの夜は日本の都市と違ってもっと真っ暗でした。到着したその日にメアリー・ブラックのコンサートの打ち上げパーティ参加、いきなり未明の郊外から中心部ホテル帰りでしたが静かで安全な印象だった。



1曲目からメアリーの妹、フランシス・ブラックのヴォーカルとイメージが重なった。エリン・ボーディー『リトル・ガーデン』(2008)。最近、Deezerで新規アーティストを開拓しようとしていますが、先日のカーリン・アリソンはモーラ・オコンネルをどこかで浮かべたりと、長年好きだったシンガーの面影を追っているような。
アレンジが好み。曲はジャズ・テイストのフォークか。アコースティック・サウンドが歌モノの王道のように、しっかりパテ埋めされたシンプルなデザイン。
まだ、これ1曲だけリピートしていたい、というほどまで行きませんが、各々のフレーズの紡ぎに作り手の愛着が感じられる。全体のプロデュースの感からして、彼女もフランシス・ブラックを聴いてるんじゃないかなぁ、と思えてなりません。
2018/08/13

盆に観る"IT"

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Panasonic DC-G9 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 2018.08

長居植物園に行ってきたけど、やっぱり暑いわ。陸上競技場では高校の大会とかやってる。マラソン大会もあるのか、老若男女が走る走る。みんな丈夫。
ここのひまわりは、丘陵じゃないのでお立ち台みたいな撮影ポイントが設置してあるが、去年は無かったはずのグリーントンネルが見晴らしの邪魔してる。これも熱中症対策なのかね。
写真は、強い照り返しを活かすべく、ブリーチっぽい色味に編集。



ネトフリに『IT/イット “それ"が見えたら、終わり。』がアップされていたので、怖いもの見たさで鑑賞。地下室やマンホールのシーンが多いだけに、やはり劇場鑑賞向きですな。
先にドラマ化されているので、そちらとの比較レビューも多いが、自分は原作もいずれも未見。ピエロの造形がよく出来ているが、怖さと展開の予定調和のバランス感覚に、好みが分かれるみたい。"「スタンド・バイ・ミー」のホラー版"という大方のレビュー通りの印象か。いじめられっ子のティーンたちの成長物語として、できた作品だと思う。リアルには釈然としない部分も残るが。
ピエロのペニーワイズに扮したのは、なんとスウェーデンの名優ステラン・スカルスガルドの息子のビル。
2018/08/11

数学者の創造愛

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Panasonic DC-G9 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 2018.07

杉田議員の発言へのジャーナリストによる批判記事に、アラン・チューリングの件が参考として挙げられていたので、実話に基づいたという映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)をネトフリ視聴してみた。出演者はベネディクト・カンバーバッチ他、英国人気・実力俳優ばかりだ。



この作品の存在は公開当時に知っていましたが、ドラマ『シャーロック』と似たような謎解き趣向のエンターテインメントだと思い込んでました。
ナチスの暗号機エニグマの解読に挑むチームのリーダー、アラン(カンバーバッチ)が開発した暗号解読機、名付けてクリストファーは、かつて彼が少年時代に思いを寄せていた同級生の名前から。

作品構成は、現在:男娼と交わった猥褻の疑いで逮捕された教授アランへの尋問シーン、戦中:暗号解読に勤しんだ諜報部員としての活躍ぶり、そして少年時代の回想と、この3つがわかりやすく交差する。

大変な時代だ。暗号が解け、皆して喜びを分かち合うも、今しも身内が乗った戦艦が追撃されると判明、しかし大局的な観点から、エニグマの解読をドイツに悟られまいと上官への通報を見送るという残酷。

アランの性的指向については、素地となる少年時代に集中して説明されており、部員時代の女性との婚約中、同僚達がうすうす気づいてた点など、少し描写が欲しかったところだが、メイン・ストーリーが戦局の流れだったのと、観客受けの考慮だったか。
一応、ハンサムな同僚、ヒュー(マシュー・グード)には、ときめいた風だったが、仕事上では反目、解読成功の瞬間、唯一ふたりだけが抱き合わなかったシーンによって、暗に表現されていたかもしれない。

しかし、拘留を逃れるための選択肢が、女性ホルモン投与による去勢とは。情報公開後、チューリングの功績がほんの近年、日の目を見始めたようなものだ。60年を経た恩赦を死者が知るだろうか。主演カンバーバッチの、チューリングに関してのコメントが素晴らしい。

以下、ウィキペディアより引用
【「アラン・チューリングは、すべての人間がそうであるように、与えられて当然の愛を求めたがためだけに、彼を犯罪者呼ばわりした社会によって、訴追されたばかりか、ほぼ間違いなく人生を早く終えるよう促された。60年後、同じ政府が彼を恩赦する、「赦す」といった。これは嘆かわしいと私は思う。なぜなら、赦しを可能にしたのはチューリングではなく政府の行為であり、他の4万9000人の訴追された男性たちも同じ処遇を受けて当然だからだ」
—カンバーバッチ、英国の同性間性行為に関する法律によって有罪とされたゲイ男性たちの恩赦に賛同して】